パニック体験談
プロローグ
もっちの体に初めておかしな症状があらわれたのはの2002年1月。
hideさんの本社事務から営業店への異動話がでた時です。
転勤期間は2年ないし3年。

当初は夫婦揃って転勤先である岐阜県に赴く予定でした。
でも、
もっちのおかしな症状が頻発するようになったこと、
祖母が余命わずかで入院していて傍にいてあげたかったこと、
県外に住んだことが全くないもっちには不安が大きかったことで、
hideさんにはしばらく単身赴任をしてもらうことになりました。

4月には岐阜に行く予定だったのですが、
もっちの仕事の都合、そして「行きたくない」っていう気持ちが大きすぎて
離婚問題に発展するようなたっくさんの山と谷をなんとか越えて、
10月にやっと岐阜に行きました。

岐阜にいっても症状は続きました。
私が岐阜にすんで2ヵ月後。。。つまり年明けの2003年1月。
予定の転勤期間が大幅に短縮され、地元の本社へ転勤辞令・・・。
ビックリしましたが、私はとっても嬉しかった。

地元に戻ってからは、少しずつ元気になりました。
症状も全くでなくなっていました。何にも気にしてなかった。

けど、9月上旬ごろから、パニックのときの一番イヤだった症状
「息ができない。息苦しい」が突然あらわれるようになった。
初めは季節の変わり目だし、体調崩したかなという程度に思っていた。
でも 「息苦しさ」は確実に毎晩あらわれるようになってきて・・・

ついに9月27日。再び発作がでてしまいました。
それから今に至っています。
終わった(治った)と思っていたことの再来は、とってもショックでした。
やっぱり治ってなかった。治らないかもしれない。

体は検査をしてもどこも悪くないのに、体が異常を訴える。
こんなわけのわからない事が、ずっと続くのかなっていう不安だらけです。
周りにも迷惑かけっぱなしで申し訳なく思っています。

『こんな苦しい思いをするのはイヤだ。治りたい。もっと元気でいたい。』

それと・・・

色んな人に、少しでも、パニックってどんな風になるのかを
知ってもらえたらいいなぁっていう気持ちがあります。
知ってもらえることで、私の気持ちの持ち様が少しラクになりそうな気がして。
「私は病気だ。おかしいんだ」っていう呪縛から解放される気がして・・・。

だから、ここに
初めての発作から、今までの発作を
覚えている範囲で色々書いてみたいと思っています。


初めての発作 2002年1月
転勤の話がでて10日位経っていたかな。
もっちの誕生日あたりだった気がする。
薬局の先生のところから帰ろうとしたら、
急に怖くなってきて、目がぼんやりして、寒気がした。
ワケがわからなくなって、涙がでてきて、少し震えてた記憶がある。
とにかく寒かった。ホッカイロ2枚くらい貼ったのに・・・。
家に帰ろうとしたけど、車に乗ったらチカラが入らなくて運転できなかった。
帰りが遅いので心配されたさっちとhideさんから電話が入る。
なんとか運転して帰ったものの、車から降りられなかった。
車の中へhideさんが話をしにくる。
hideさん自身も転勤がショックで、どうするこうするの話をした記憶がある。
かなり大きな声で怒鳴られたり、叫ばれたりした記憶がある。
とにかく怖かった。
これで完全にわけがわからなくなって、体にチカラが入らなくなってしまった。
これが最初。市販の精神安定薬を飲む。
まだ病気だとは思ってなかった。


転勤までの毎日
もっちがはじめておかしくなってからも、毎日のように繰り返される転勤話。
実は、たった2週間の間に、転勤の話は二転三転しているのです。
「大阪へ転勤」→「転勤なし」→「岐阜へ転勤」・・・
hideさん、もっち、2人とも気が滅入っていたことは確かです。

最終的に転勤の話がでてからは、hideさんは退職の意を表すようになってきた。
私は何にもいえなかった。
もうワケがわからなかった。何にも考えられなかった。

毎日、ドキドキが続くようになり、気持ちが落ち着く日がなかった。
人の声や電話の音、ちょっとした物音に異常に反応するようになってきた。
ものすごくビクッとするようになる。
ビクっとすると、ドキドキがひどくなり頭が混乱していた。
毎日からだがだるかった。。。
この頃から、hideさんと「口での会話」ができなくなり、筆談をするようになる。
「心のストレス病」という本でもっちは「パニック障害?」と思うようになる。


転勤したその日
結局もっちは、暫くもっちは地元にいることになった。
アパートは社宅扱いになるため、引き払った。
実家で生活することになった。
引越しの翌日から即仕事のhideさんをそのまま放っておくわけにはいかないので、
さっちが5日ほど付き添ってくれて、もっちは2週間岐阜に滞在。

転勤した当日。岐阜のhideさんのお母さん(hideさんは岐阜出身)が
引越し作業を手伝いにきてくれていた。
作業をしていたら、涙が溢れてきて、半狂乱になった。
人に会いたくなかった。だから一人で作業していた。
お義母さんビックリしてた。私のことは電話で少し知らせていたけど・・・。
このときから病院に行ったほうがいいんじゃないかと言われるようになる。


引越し作業中
引越し初日のもっちの様子から、翌日は岐阜のお義母さんはお手伝いナシ。
さっちと二人で作業をする。

自分でもあれはおかしかったなという行動がある。
作業している途中に、突然『憎しみ』の感情が発生するようになった。
何が憎いかはわからなかった。
もっちの周りのものすべてが憎かった。
その結果、物を投げつけるようになっていた。泣き叫びながら。

さっちが気を遣ってくれて、気分転換に近くのお店へ出向くことに。
でも、出かけても1時間以上外出ができなかった。
人が怖かった、疲れたり、しんどかったり、お腹がいたくなったりした。